アトピーにおすすめの温泉と入浴法、そして危険性について

アトピー性皮膚炎、アトピー肌の方に人気の温泉地の紹介と、抑えておきたい入浴法、そして温泉の危険性について解説いたします。

アトピー性皮膚炎は根治が難しく、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら長く付き合うことになることが多い病気です。

ステロイド外用薬が処方されることも多いですが、それに頼り切るのではなく、日々の生活習慣――

バランスの良い食生活、十分な睡眠、適切な入浴、肌の保湿、化学薬品の入った化粧品を減らす、ハウスダストを減らす、といったケアも大切です。

 

また、温泉湯治によってアトピーの症状が和らいだ、という報告も多数あります。

ですが、湯治には良い面と危険な面がありますので、アトピーの方に人気の温泉地を紹介するとともに、注意しなければいけない点についても解説していこうと思います。

 

アトピーの方に人気の温泉地3選

温泉に限らず、アトピーの症状のコントロールに重要な要素として「保湿」と「殺菌」が挙げられます。

肌を乾燥しないように、そして清潔に保つことが大切です。

血行を促し、保湿、殺菌効果のある温泉がおすすめだと言えます。

 

アトピーや皮膚病に効能がある温泉としてな、有名どころでは

北海道天塩郡豊富町にある「豊富温泉」

群馬県吾妻郡草津町草津界隈の「草津温泉」

大分県別府市にある「別府温泉」

などが挙げられます。

 

豊富温泉

「油風呂」とも呼ばれる、独特の石油臭のする湯が特徴。

古くから火傷に効くとされてきたが、近年アトピー性皮膚炎患者にも人気の温泉地となっている。

泉質は弱アルカリのナトリウム塩化物温泉とナトリウム塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。

弱アルカリ性・高張性の湯は肌に優しく、含まれる油分が保湿効果をもたらすと言われています。

 

草津温泉

非常に有名な温泉地。

泉質は強酸性の含鉄泉か硫黄泉。その酸性度や含まれているヨウ素により殺菌力が高いとされています。

非常に刺激が強いのですが、ジュクジュクするアトピー肌の人が一定期間湯治することにより、

一時はただれるが徐々に症状が沈静化していく、という報告例が多数あります。

一方、やはり刺激が強すぎて悪化したという人、入浴後保湿を入念に行わないと乾燥が強くなる、という意見もあります。

 

別府温泉

別府温泉には多くの温泉がありますが、中でも明礬(みょうばん)温泉が

皮膚病、リウマチに効能があるとされています。

泉質は酸性の硫化水素泉、緑ばん泉。

江戸時代から明礬(湯の花)が採取されてきた歴史があり、湯の花は美肌効果があると言われています。

明礬温泉の湯の花製造技術は国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 

温泉の効果と注意点

このように、保湿効果や殺菌効果のある温泉はアトピー性皮膚炎にプラスの影響をもたらすことが期待できます。

また、アトピーの原因には、アレルギー要因のものと、ストレスなど非アレルギー要因のものがあるとされています。

特に大人のアトピー、肌荒れにはこうしたストレスなどの要因も大きく関わってきますので、

日常を忘れ、ゆっくり温泉に浸かることで気持ちをリフレッシュ、リセットすることも良い効果を期待できます。

 

一方で、殺菌効果は高いけれども肌への刺激が強すぎることで逆効果になることもあります。

また、温度の高すぎる温泉も、皮脂を流してしまい、乾燥を招く可能性があります。

 

そのため、ある人には「効果があった」温泉でも、ある人には逆効果になるということもありますので、自身の肌の状態を見ながら温泉を使う必要があります。

 

雑菌や湯の温度に注意

そして、殺菌効果があると言っても、不特定多数の利用者と一緒に入る温泉では

雑菌が入り込む危険が否定できません。

また、湯の温度が高すぎると皮脂が流れ、乾燥の元となってしまいますが、

自宅のお風呂と違い、湯温を38~40℃に勝手に下げる、ということは難しいですね。

 

1日2日では逆効果なことも

「日帰り温泉」という言葉も一般的になっていますが、本来湯治は数週間~数ヶ月逗留して日々温泉に浸かり、肌や副交感神経の状態を整えていくものです。

特に刺激の強い温泉の場合、最初の数日はむしろ悪化して、そこから強まった自然治癒力で回復していく、という経緯を必要とします。

気持ちのリフレッシュ、という意味では1日2日でもいいですが、真に湯治の効果を得ようと思えばやはり長期の逗留が望ましいと言えます。

 

自宅でできる温泉ケア

自分に合った泉質の温泉を見つけ、長期間逗留して湯治を続けられるのであればいいのですが、

なかなかそれは難しい、という方も少なくないと思います。

 

そんな方はとりあえず、温泉成分の入った入浴剤をいれたお風呂に日々浸かる、というのもいい選択です。

 

別府明礬温泉の湯の花を自宅で

たとえば、別府明礬(みょうばん)温泉の湯の花エキスを使用した

「みんなの肌潤風呂」という入浴剤があるのですが、

アトピー、乾燥肌、敏感肌用に作られているので、

刺激が少なく、保湿バリアで入浴後の過乾燥を防いでくれます。

 

塩素を除去して入浴時の刺激にサヨナラ

水道水は塩素の刺激が強いためお風呂に入ると痛みがあり、

シャワーだけにしている…という方も多いと思いますが、

肌を清潔に保つという意味では、しっかり湯船に入って温まり、

毛穴を開いて汚れを流し出さないと、体に悪い物質が

付着したままになってしまいます。

 

こちらの入浴剤は塩素除去成分も配合されていて、

入浴後の乾燥だけでなく、入浴時の肌への刺激もマイルドにしてくれます。

 

毎日入れて湯温も自由

自宅のお風呂でしたら、雑菌も入り込まず、

日々入れますし、38℃~40℃のぬるめのお湯にして皮脂を守ることも自在にできます。

 

(清潔のためにはできればお湯は毎日替えた方がベターです。)

 

入浴後のケアを時短

保湿成分が入っていますので、ゆっくり浸かった後

あまり洗い流さずにお風呂を出ることでうるおいが保たれ、入浴後の保湿ケアを省略することができます。

 

思い立った時からできる「自宅湯治」、始めてみませんか?

 

 

 

 

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